犬との週末を過ごす

夫が出張に行っている間、週末の二日間、友人の犬を預かることになった。頼まれたのは、私が元々犬を飼っていたことがあったのと、「夫が出張中なので寂しかろう」という友人の配慮もあったのかもしれない。

結局のところ、その友人にはいつも親切にしてもらっていて、長い付き合いになりそうなので、いつもの感謝の気持ちもあり、その犬の世話を引き受けることにした。昨日の今日で預かるのも急だったなとは思ったけれど、今のところは、夫の不在で不規則になってしまった生活にリズムがついて良かったと思う。今の場所に引っ越してきてから近所へ犬を連れて歩くのは初めてだった。ここでは外国人の私は、自分の犬を連れて何だかこの地に馴染めたような気がした。この犬の特長は、とにかくよく食べる。3歳のラブラドール女子だが、道のどこかに食べ物が落ちていようものなら、一目散に走っていって何であろうと口にした。3歳といえども、中型犬の力は相当強い。少々風邪気味の私はぜいぜい言いながら犬に散歩されていた。今朝は6時半に目が覚めると、起きたらベッドの上で犬が息荒くして座っていた。喰われるかと思って驚いたが、どうやらトイレに行きたかったらしい。昨晩水を飲み過ぎたせいだろう。私は早朝から吠えたり泣いたりしないかとひやひやしながら外へ連れ出し、騒ぐ事なく事なきをえたが、これで吠えていたら早くも犬が嫌になっていたかもしれない。毎日アパートで飼っている友人は、相当苦労しているだろうと予測できた。私も犬を飼っていた時分は、毛や糞の始末の大変さに「もう犬は飼わない」と思っていた。それでも飼ったら飼ったで心配で犬から目が離せない。今回も家にいる間も散歩に出る間も犬にしょっちゅう話しかけたりして、図らずも外国語の勉強にもなったかもしれない。ただし犬相手なので、それほど複雑な内容は話していないが。夕食は、「犬のごはんは人間の後」というしつけルールに則り、私のごはんを準備しおわって食べ始めた直後に餌をやると、ものの数秒で食べきってしまった。これではあまりルールを守った意味がなかったなと反省した。久しぶりに犬を飼ったことで、自分が子どもを持った時に同じように関わるだろうかと想像してみたら、少し怖くなった。その顔色や行動を心配しすぎな面があったからだ。これが他人の犬だからそうしたといえばそうかもしれないが、子どもに深く干渉したり子どもの顔色を見て自分の行動を変えるのは私の主義に反する。今回の犬の世話は、どうやら自分の周りとの関わり方を見直すきっかけになったようだ。明日犬を友人のところに返すが、それまでにもう少しは手なづけられているだろうか。そうあることを願って、今夜も”可愛い子”とのドキドキの夜を過ごそう。

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